ハロゲン内蔵 重水素光源 Fiber Light

ファイバーライトは、真空紫外領域から可視光全域を連続スペクトルでカバーする小型UV-VIS光源ユニットで、小型化と発生熱の削減化を目標に開発されています。
ファイバーライトは小型分光器やUV光学分野において、新しい可能性を開きます。
ファイバーライトは、シャインスルー構造重水素ランプ・0.25Wタングステンランプ・シャッター・光学系システム・SMA905コネクターが一体型になったUV-VIS光源ユニットです。全てが一つの基板（供給電源12Vdc/600mA仕様）にマウントされ、TTL信号にて両ランプ及びシャッターが制御可能です。

ファイバーライトには、小型重水素ランプ（無電極・高周波励起放電管）が採用されています。この重水素ランプは、小型で消費電力（3W）が少なく、熱もほとんど発生しないのが特徴です。

高周波励起方式により、瞬時に重水素ランプを点灯出来ます。また、スイッチングはいつでもON/OFF出来サイクル操作も可能です。

重水素ランプ寿命は、連続運転の場合1000時間以上です。
必要毎あるいはサイクル操作にてON/OFFが可能なので、寿命は飛躍的に延ばす事が出来ます。点灯回数による寿命への影響はあまり見られません。
排水中の硝酸塩の測定において、30秒毎に1秒だけ点灯している例があります。
点灯開始から0.5秒後に測定をします。この時点で、パルス間で約0.1%(UV領域)の安全性があります。

ランプモジュールは、重水素ランプ/タングステンランプが取付リングに調整し組まれています。4種類のタイプを交換して使用出来ます。
アパチュアサイズが1.0mmと0.5mm、管材質が溶融石英タイプ（200-1100nm）と合成石英（160-1100nm）がありますが、ファイバー低波長領域は185nmまでが限界です。

※注1（左上）ファイバーライト発光スペクトル：ファイバー400μmを使用し測定
※注2（左下）真空UV領域の発光スペクトル：真空下で光学ファイバー無しの測定
※注3（中下）ファイバーライト（合成石英タイプ）：真空下で光学ファイバーを使用し測定
※注4（右下）重水素ランプの放射角レンズを取り外し測定

光源のケーシング加工も承ります。