分光分析の可能性を広げる、スペクトラ・コープはCarl Zeiss社製分光器の日本代理店です。

携帯デジタル色計測機能付顕微鏡 HandyScopeⅡ

製品画像

携帯デジタル色計測機能付顕微鏡「HandyScopeⅡ」は、White / UV / IR光源搭載の高倍率・高画素・コンパクトな顕微鏡です。
今までの機種よりカメラとして大幅に性能向上しました。13メガピクセルのCMOSセンサーを用いて最大360倍まで無段階に拡大することができ、最大4Kの高解像度を活かして、更に細かい観察ができるようになりました。
光源にはWhite LEDのほか、UV及び2波長のIRのLEDを搭載しておりますので、紫外線による蛍光画像や赤外線反射画像を得ることができます。
PC接続で使うこのデジタル顕微鏡は、専用ソフトウェアによって静止画だけでなく動画撮影にも対応し、二値化処理や測長・面積計算及び、物体色L*a*b*計測機能を備えております。
ノートPCと一緒に、製造工場や屋外での生体研究、教育用途など気軽に現場へ持ち出して簡便にお使い頂けます。

特徴

  • White, UV, 2波長のIR 光源搭載
  • 13メガピクセルの高画素
  • 最大360倍の高倍率
  • 小型軽量で使用環境不問
  • 静止画・動画撮影
  • 専用白色標準板との併用で物体色計算
  • 二値化処理によるブロブ解析

使用例

  • 工業部品検査
  • 基盤検査
  • 紫外蛍光観察
  • 紙幣鑑定
  • 宝石鑑定
  • 考古学 出土品観察
  • 屋外生体研究
  • 昆虫観察
  • 各種教育
  • 化粧品色測定
  • 印刷色測定
  • 繊維色測定

撮影例

基板、コネクタ、メモリIC、蛍光塗料、化粧品、印刷物、白色LEDとIR LEDでの反射比較の撮影画像例です。

デジタル顕微鏡ですので画面を介して複数人での情報共有も、データを保存しての確認も容易です。
白色光源に加えて、紫外光や2波長の赤外光LEDで、蛍光画像や赤外反射画像が得られます。インクや塗料、生体観察など肉眼では分からない観察ができます。

製品仕様

HandyScopeⅡ
センサー 1/3”CMOS
拡大倍率 ×11-360
画素数 4208×3120 (4K)
光源 White, UV, IR (2波長) LED切替え式
視野 48×36mm @11X
6×9mm @40X
0.45×1mm @360X
フレームレート 最大60fps
電源供給 USBバスパワー、USB3対応
サイズ 69×75×47mm
重量 (本体) 110g
対応OS Windows 10, 11
コンピュータからはカメラとして認識されます。使用時はコンピュータの設定でカメラを有効にしてください。

専用ソフトウェア Scope VIEWER

HandyScopeはパソコンとUSB接続で使うので、静止画、動画の保存も簡単です。
また、マルチランゲージ対応で日本語以外にも英語・中文などあらゆる言語で操作することができます。

顕微鏡(ライブモニター)

撮影時刻などのコメント、スケールや罫線の表示オンオフを切り替えて保存します。簡単な距離校正で測長も可能です。コンピュータのパフォーマンスにあわせて、解像度、フレームレートを設定できます。

ブロブ解析

ブロブとは塊のことで、画像を0と1に変換する二値化処理によって検出する外観検査の手法があります。自由度の高いパラメータ設定で品質検査に役立つ解析が行えます。ブロブ個数のカウントと位置や形状の検出、更に簡単な距離校正で測長、面積計算も可能です。結果を表と画像で保存できます。

色計測

専用標準白色板との併用で簡易物体色測定も可能です。簡単で直感的な操作でL*a*b*色測定ができます。結果がすぐに確認できるだけでなくCSV形式で保存して、後から確認することも容易です。

ソフトウェア仕様

モニタ リアルタイム
キャプチャ 静止画、動画
処理 測長(*)、二値化、スケール・コメント挿入、L*a*b*反射色測定
(*)校正後に有効
調整項目(自動または手動) 露出、明るさ、コントラスト、鮮やかさ、ゲイン、ホワイトバランス、解像度、フレームレート
言語 日本語、英語、その他任意言語追加可能
動作環境 Windows 10, 11
カラーディスプレイ 1980 × 1080(FHD)以上推奨
USBポート × 1

観察例(サンプル動画)


ミジンコ


ゲンゴロウ


タニシ


時計


孵化

光源による違いの観察例です。

no LED
white
UV
IR (short)
IR (long)

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